HI-RETAX-1λシリーズは、波長530nmに対する1波長板で、鋭敏色板と呼ばれる波長板です。 直交位に組み合わされた2枚の偏光板の間に、位相差530nmの鋭敏色板を入れた場合、干渉色として鮮やかな青紫色が得られます。 位相差が530nmからわずかでも変わると、干渉色も敏感に変化します。その色の変化がきわめて繊細に反応することから、鋭敏色板と呼ばれています。 位相差が530nmよりも大きくなると、その色は青紫色、さらに青色へと変化します。 位相差が530nmよりも小さくなると、その色は橙色、さらに黄色へと変化します。 位相差のわずかなずれに対して、敏感に色相が変わることを利用して、鋭敏色検板として、偏光顕微鏡などの検板に使用されている波長板です。